群馬リハビリテーション病院リハビリテーション部です

回復期リハ病棟156床。伝統的なリハビリに加え、早朝リハビリも施行。さらにHAL、歩行アシスト、足首アシスト、IVES、REOGO-J、Walkaideなどを中心とするロボットリハも駆使して、患者さんが良くなるために奮闘中。

リハ部の取り組み⑮

高次脳機能障害に対するiPadを利用した評価、及び練習

 

 高次脳機能バランサー for iPadは、国立成育医療研究センターの橋本圭司医師が企画した高次脳機能のトレーニングツールです。

 

 「高次脳機能」とは、人間が日常的に生活を円滑に過ごすためのさまざまな脳の働きのことで、記憶障害・注意障害・半側空間失認・遂行機能障害・社会的行動障害・病識欠如・失行・失認などがあります。

 

 交通事故による頭部外傷や脳血管障害による後遺症などにより、高次脳機能障害となることがありますが、iPad等のタブレット端末を使って、楽しみながら脳トレ認知症予防、高次脳機能のリハビリができるデバイスです。

 

     f:id:sawatarispa:20191111152351j:plain

 

 迷路の中のカプセルをできるだけ多く拾いながら、赤いボールを進めてゴールまで導きます。

 

 途中で穴に落ちないように通り道を先に考えることが必要です。

 

     f:id:sawatarispa:20191111153409j:plain

 

 数字やアルファベットなどが書かれた場所を、指示された順番でタッチしていくプログラムです。ルールに従った順番を守って線を結んでいきます。

 

     f:id:sawatarispa:20191111153700j:plain

 

 上から見た図の中で(右図)位置と向きを示します。 上からみたカラーのスクエアが立方体だったとしたら、現在自分がどこにいてどちらを向いているかを答えます。

 

 いくつかのゲームをお示ししました。

 患者さんにとっては意外に大変だと考える方もいらっしゃるようですが、楽しく考える頻度を増やすことによって、認知症高次脳機能障害の改善につながります。

 楽しさを感じることによって、使用頻度が増え、患者さん自ら能動的に活用いただきたいと思います。

 これ以外にも無料アプリなどでも実施しています。詳しくは担当の言語聴覚士まで。

 

                        記事担当:部長さかもと