久しぶりに研修生の受け入れを行っています。
メインは現役看護師に対する、リハ看護セミナー。
同時進行でリハ関連職に対して、当院のリハビリテーションについて、講義と見学を行いました。
リアルタイムで返ってくる質問はうれしいですね。
自分達がしていることを説明するのは久しぶりだったのですが、楽しく説明することができました。
講義が上手くまとまらなかったので、次回以降はもう少し洗練されたものになるよう、頑張りたいと思います。
資料を見返して思い出した事があります。
足漕ぎ車椅子の検証の件です。NHKworldなので、説明文が英語で書かれています。
片足に麻痺があったとしても、駆動できる足漕ぎ車椅子。
片麻痺でも、容易に漕ぐことができ、脚の練習になります。
この時は、足漕ぎ車いすを200m漕ぐのと、セラピストの手の誘導によるキックを20回と比較して、どちらが足の動きやすさがよくなったか比較しました。
結果は、車いすの方が、膝をよく伸ばすことができました。。
でも、NHKの取材班は、量が一緒だったらわかるんですけど、なぜ量をそろえられなかったのでしょうね。とのこと。
同じ量で比較することはもちろん必要ですが、今回は足漕ぎ車いすを使うことで、個別リハビリでは20回しかできなかったキックが、自転車エルゴに似た足漕ぎ車椅子を使うことで、10倍以上に広がったともいえます。
運動学習の観点からは楽に多くの回数をこなすことが、運動学習につながるといわれているので、今回は移動の楽しさが、回数を増やしたとも考えられるでしょう。
200回のキックにセラピストが耐えるのも大変ですが、楽しく行う200回のエルゴメーターは、楽に効果を高めてくれるものと思います。
こういった機器が他に存在しないか、今度、現場のセラピストに聞いてみたいと思います。
記事担当:部長さかもと