群馬リハビリテーション病院(旧沢渡温泉病院)リハビリテーション部です

回復期リハ病棟156床。ロボットリハ稼働中。100名超のリハスタッフで365日リハビリ邁進中。一緒にリハビリがんばりましょう。

研修受け入れ

 久しぶりに研修生の受け入れを行っています。

 

 メインは現役看護師に対する、リハ看護セミナー。

 

 同時進行でリハ関連職に対して、当院のリハビリテーションについて、講義と見学を行いました。

 

 リアルタイムで返ってくる質問はうれしいですね。

 

 自分達がしていることを説明するのは久しぶりだったのですが、楽しく説明することができました。

 

 講義が上手くまとまらなかったので、次回以降はもう少し洗練されたものになるよう、頑張りたいと思います。

 

 

 資料を見返して思い出した事があります。

 

 足漕ぎ車椅子の検証の件です。NHKworldなので、説明文が英語で書かれています。

 

 片足に麻痺があったとしても、駆動できる足漕ぎ車椅子。

 

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 片麻痺でも、容易に漕ぐことができ、脚の練習になります。

 

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 この時は、足漕ぎ車いすを200m漕ぐのと、セラピストの手の誘導によるキックを20回と比較して、どちらが足の動きやすさがよくなったか比較しました。

 

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 結果は、車いすの方が、膝をよく伸ばすことができました。。

 

 でも、NHKの取材班は、量が一緒だったらわかるんですけど、なぜ量をそろえられなかったのでしょうね。とのこと。

 

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 同じ量で比較することはもちろん必要ですが、今回は足漕ぎ車いすを使うことで、個別リハビリでは20回しかできなかったキックが、自転車エルゴに似た足漕ぎ車椅子を使うことで、10倍以上に広がったともいえます。

 

 運動学習の観点からは楽に多くの回数をこなすことが、運動学習につながるといわれているので、今回は移動の楽しさが、回数を増やしたとも考えられるでしょう。

 

 200回のキックにセラピストが耐えるのも大変ですが、楽しく行う200回のエルゴメーターは、楽に効果を高めてくれるものと思います。

 

 こういった機器が他に存在しないか、今度、現場のセラピストに聞いてみたいと思います。

 

                            記事担当:部長さかもと