群馬リハビリテーション病院(旧沢渡温泉病院)リハビリテーション部です

回復期リハ病棟156床。ロボットリハ稼働中。100名超のリハスタッフで365日リハビリ邁進中。一緒にリハビリがんばりましょう。

「自分の姿勢を確認しましょう」

みなさん、こんにちは!

今回のブログでは「立ち姿勢」について書かせてもらおうと思います。

我々理学療法士は患者様の姿勢を見る機会が多いのですが、

怪我や病気の影響により安静にしているときの姿勢が通常とは異なる場合が

よく見受けられます。

そこで今回はこのブログを読んでいただいた人が自分の姿勢はどうなのか、

確認出来るような内容にできればと思います。

 

では、まず通常の姿勢とは?

猫背は悪い姿勢、背筋がまっすぐなら良い姿勢、というような

なんとなくのイメージはあるかもしれませんね。

でも実は正しい立ち姿勢には細かい基準があります。

それを見てみましょう。

 

 

こちらのイラストを見てみます。矢状面は横から、前額面は後ろから見ていると思ってください。

それぞれ、頭から足先まで一本の線で結ぶことができるようにポイントがあるのがわかると思います。

横からの姿勢を分かりやすい言葉に言い換えると上から「耳たぶ」「肩」「太ももの骨の出っ張り」「膝の皿の後ろ」「くるぶし」といった並びになります。

自分で立った状態のまま確認するのは難しいので、誰かに写真を撮ってもらうのがわかりやすいと思います。

 

この正しい姿勢から逸脱するとどうなるのか、例を紹介したいと思います。

 

 

これら4つの姿勢はどれも正常とは異なる姿勢です。

今回は右端の「スウェイバック」というものを紹介します。

大まかな特徴を挙げてみます。

・頭が前に出ている

・骨盤が後ろに倒れ、前に出ている

・背中が大きく曲がっている(猫背)

スウェイバック姿勢は様々な原因で起こると考えられていますが、この姿勢のままでいると股関節や膝周りの靱帯が伸ばされてしまい、関節が不安定になってしまう、腰痛の原因になるなどデメリットが多くあります。

 

この姿勢を改善するには、なるべく日常生活を送る中で正しい姿勢・立ち方を意識することが大切です。どうしても自分が楽な立ち方になってしまいますが、鏡を見る機会を増やしてみましょう。

 

ほかにも、太ももの裏が硬くなりやすいのでストレッチをする、腹筋・足の筋トレなども効果的です。

 

一度自分の立ち姿を確認して、良い姿勢を手に入れましょう!

読んでいただきありがとうございました。

 

                               記事担当:PT川原