群馬リハビリテーション病院(旧沢渡温泉病院)リハビリテーション部です

回復期リハ病棟156床。ロボットリハ稼働中。100名超のリハスタッフで365日リハビリ邁進中。一緒にリハビリがんばりましょう。

日常生活活動改善

 回復期リハですので、当院はここに力を入れています。

 

 自宅復帰する際は、やはりADL(日常生活活動)ができるようになっておくと、ご家族の安心感が違うようです。

 


 以前、ご紹介していますが、回復期リハ病棟協会が発行している2023年の最新資料と比較したいと思います。

 

 回復期リハ病棟入院料1を取得している病棟で、体制強化加算1を取得している病棟のFIM利得(ADLの利得)が一番高い結果となりましたので、その数字だけをここに提示させていただきました。

 

       


 FIMは日常生活活動の自立度を18~126点で表現しています。

 

 改善点数が平均2.7程度の差ではありましたが、統計的にも有意な差を認めました。

 

 p=0.000と表現しましたが、もう少し正確に表現すると、p=7.496E-35でした(小数点に0が34個つきます)。

 

 極端に小さい数字ですので、有意な差であり、平均は等しいとはいえないという結果でした。

 

 除外対象にした方も、体調不良で転院された方も、計算に含められる方はすべて入れ込んだ結果ですので、素晴らしい結果といえそうです。

 

 当院は土日もリハビリを実施していますし、時間的にもじっくり関わる事ができる病院だと自負しております。

 

 できることを増やすことと、自宅復帰することを一緒に目指しましょう。

 

                           記事担当:部長さかもと

 

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