回復期リハ病棟では患者さんの自宅復帰を目指していますが、ご自宅でその生活を維持することも大事だと思います。
そこで、退院後3ヶ月を目途に、自宅生活が維持できているかなどのアンケートを行い、結果を今後の療養計画に活かすことを目的に、アンケート調査を開始した。
なお、アンケートを送付する患者さんは、入院時にアンケート送付に対して了承の署名をいただいた方とし、脳卒中、脊髄損傷、骨折、廃用症候群等で当院に入院されていた方に限定している。
アンケートの時期は、R2.6~R3.5です。
ちょうどコロナによる緊急事態宣言とも重なる時期でもありますので、これを踏まえてご覧いただけると幸いです。
今日も一つだけ示したいと思いますが、退院後3ヶ月程度で、約3割の方が転倒しています。
コロナでステイホームの時間が長かったので、転倒者が増えていないか心配しましたが、昨年同様の比率で、ステイホームの影響は多くありませんでした。
しかし、転倒回数をみると1回の方が3~4割なのに対し、2回以上の複数回と回答された方が6割近くに達し、一回転ぶと複数回に繋がりやすいと言えます。
従って、一度転んだ方は何らかの対策をした方が良いと思いますので、下の図をご参照ください。
面会やリハビリ見学がほぼ皆無となり、直接指導の機会も減っています。このような情報は適宜お伝えしていきますが、短時間で詰め込みのような指導になってしうことがありますので、このWEBページなどを有効に活用していただき、理解するための補助にしていただけると幸いです。
患者さんだけでなく、だれもを幸せにするリハビリテーションを目指して、頑張っていきます。是非ご協力お願い致します。
記事担当:部長さかもと