群馬リハビリテーション病院(旧沢渡温泉病院)リハビリテーション部です

回復期リハ病棟156床。ロボットリハ稼働中。100名超のリハスタッフで365日リハビリ邁進中。一緒にリハビリがんばりましょう。

退院後アンケート2021

 例年、一年間の退院後アンケートをこの時期にまとめていただいていますが、今年も昨年9月~今年8月までの集計ができました。

 

 今年からは、PT室から男性2名で関わってもらっています。

 

 このアンケートは退院後3ヶ月を目途に、自宅退院された方に対して行っているもので、人工関節や軟部組織の損傷による疾患(靱帯損傷など)で入院されていた方は除いています。

 

 今年の対象者233例に送付し、158例から回答を得ました。アンケート回収率は67.8%で、2/3を超えることができました。

 

 退院された皆様、ご協力に感謝致します(・_・)(._.)。

 

 そのアンケートの中から今日はほんの少しだけご紹介致します。

 

 自宅でこんな練習をして欲しいと言われた自主トレプログラム。退院した後、どうなっているでしょうか?という質問です。

 

 結果はこんな感じで、6割弱の方が練習を継続することができていました。

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 皆さん素晴らしいと思います。是非継続する習慣を実践していただきたいと思います。

 

 しかし、退院時に言われたリハプログラムを半年も一年も続けていたのでは、退屈で仕方ないでしょう。

 

 退院後3ヶ月程度は機能維持という目的で体を動かしていただいていますが、3ヶ月経過後は下絵のようにならないようすることが目的に変わってきます。

 

在宅太りのイラスト(男性) | かわいいフリー素材集 いらすとや

     スマホにポテチ

 

 つまり、コロナ太りを防ぎ、メタボに陥らないようにしたり、フレイルにならないようにすることにも注意を向けていく必要があるでしょう。

 

 従って、退院3ヶ月以内と入院3ヶ月を超えた場合では、自主トレ内容を変えなくてはならないということです。

 

 三ヶ月以内では筋トレ、麻痺改善などのアプローチを行い、4ヶ月目からは徐々に持久性運動に変えていくことが大事だと思います。

 

 例えば一日5000~7500歩歩くというもの目標になるでしょうし、天気の良い日は少し遠い公園まで歩くなどというのも良い自主トレにできます。このあたりの設定のためにも、本ブログの過去の記事を読み直していただくと幸いです。

夕方の犬の散歩のイラスト(男性) | かわいいフリー素材集 いらすとや

 犬の散歩も犬のためではなく、自分のためになるでしょう。

 

 最近、バリバリ仕事をされている年齢の入院患者さんが増えているように思います。コロナ以外にも理由があるのかもしれませんが、不活発な生活が原因となって発症に至っている方も少なくないようです。

 

 運動というと「ジョギング始めないと・・」という方が多いかもしれませんが、「ウォーキング」も立派な運動です。

 

 感染に注意して、人の少ないところを散歩しましょう。

 

       記事担当:9月のG-WALKランキングが5000位を上回った「さかもと」