群馬リハビリテーション病院(旧沢渡温泉病院)リハビリテーション部です

回復期リハ病棟156床。HAL、歩行アシスト、足首アシスト、IVES、REOGO-J、Walkaideなど、ロボットリハも稼働中。100名超のリハスタッフで365日途切れなく活動中。PTOTSTスタッフを半ば強引に巻き込んでリハビリブログ更新しています。

「コロナ禍でのコミュニケーション」

 時間が経つのは早く、もう3月になりました。ひな祭り・卒業式などの行事があり、まだまだ寒い日が続きますが、少しずつ春を感じられる時期となりました。

 

 テレビ・新聞・SNS等の情報ツールの中で、「コロナ」という言葉が毎日当然のように取り上げられる世の中になっています。昨年の今頃は、日本中が「緊急事態宣言」が発令され、今まで当たり前だったことが「自粛」となり、これからについて不安と緊張の毎日だったと思います。それから1年が経ち、「コロナ」という疾病に対しての理解とともに、この疾病によりおきた「二次的障害」についても注目されるようになり、有識者の方が情報収集・研究等を行い、情報提供をして下さるようになりました。

 その中で、今回は様々な面で関わってくる「コミュニケーション」についてまとめてみたいと思います。(拙い説明になると思いますが、ご了承下さい)

 

            離れて会議をする会社員のイラスト

 

 インターネット上で「コロナ」「コミュニケーション」の2つの言葉で検索をかけると、研究者や企業等でまとめた情報が多く出てきます。この1年で随分多くの文献や資料がまとめられているんだ… とかなりビックリしました。それだけ様々な方面から、「コロナ禍でのコミュニケーション」ということに注目されている事が分かります。

 今までは、フォーマル・インフォーマルな状況関係なく、「対面でのコミュニケーション」を当たり前に生活や仕事等の場面で行っていました。それがコロナの発生により、「3密」や「ソーシャル・ディスタンス」などの配慮が必要になり、また職業によっては「在宅勤務」となり、対面で話すという機会が減少しました。これを「コミュニケーション・ディスタンス」といわれるそうです。

 在宅勤務の場合ですが、職場に出勤する機会が減少し、直接スタッフと関わる機会が減少したため「上司・同僚・部下の行動がみえない」ということがコミュニケーションを行う上での問題点のトップに上がっているそうです。その他に、在宅勤務等関係なく出勤できていても、休憩場面などでの「気軽な会話」や職場・部署全体で集まる「懇親会の機会」の減少などの、インフォーマルなコミュニケーションの減少も問題点に上がっているそうです。 

 

 当院の場合、出勤体勢は今までと同様に出勤できていますが、会議の出席者の限定・研修会/学会発表などがオンラインで実施・患者さんへの面会制限・ご家族への現状報告/介助方法伝達の機会の減少など、今まで多くの人たちと当たり前のように同じ場所で情報共有できていたことが書面のみであったり、一方向な伝達となってしまったり、情報共有出来る人が限局されてしまったりと、いわゆる「会話のキャッチボール」が激減しました。また余談かもしれませんが、スタッフの昼休み時間が、人の動く音とパソコンのキーボードの音のみしか最近は聞こえない状態です。(食事でマスクを外すのと、離れて食事を取るようにしているので、このような状態です…。 寂しいですね…。)

         コンピューターを使うアザラシのイラスト | かわいいフリー素材集 いらすとや

 直接的なコミュニケーションの減少により、今後問題点として考えられることとして、「コミュニケーション不足によるトラブル」「人間関係の希薄化」「組織的目標の一体感の低下」「アイデア創出の低下」「変化についていけない社員の離職」などが上げられるそうです。私個人としては、思ったときに人に聞いたり、伝えたり出来ない事で、自分が何を言おうとしたかを忘れてしまったり、伝えたいニュアンスを理解してもらうのに苦労したりと、苦戦する場面が増加しました。

 ふと思ったのですが、「百聞は一見にしかず」「三人寄れば文殊の知恵」という言葉が、なくなってしまいそうな気がします…

           三人寄れば文殊の知恵」の続きが悲しすぎる件 : ぬちゃんねる

 ですが、この「コロナ禍」の中でも人間同士の関わりは欠かすことが出来ないものです。仕事上でも、プライベートでも何かしらの知恵をしぼりだして、風通しの良い環境を作っていかなくてはなりません。

 

 当院では、現在面会制限があり、御家族が自由に患者さんと面会することが出来ません。従って、スタッフから御家族へ電話等での情報収集/伝達が増加しているかもしれません。現状では、スタッフから御家族へ、患者さんについての情報提供等が十分に行えていないかもしれません。私たちスタッフも、患者さん・御家族に対し風通しの良い環境を作れるよう、今後も模索していきたいと思います。また、スタッフ間のコミュニケーションについても、どのようにしていくと良い方向に持って行けるか、情報交換出来る手段を考えられるといいなー、とつくづく思います。

 本当は、早くこの状況から世界中が脱出できて、今まで通りの生活ができるようになることが、一番の解決策なのですが。そのような日が早く来るよう、みんなで感染予防につとめましょう!

 

                        記事担当:OTからさわ