このグラフは、脳卒中の既往を持つ方の歩行速度と歩行自立度を表しています。(ある文献によるものです)
グラフ左の目盛は、歩行速度(m/sec)を表し、青い部分よりも上側の速度を示すと、自立度が達成されると考えられています。
従って、屋外歩行が支障なく行えるには、秒速0.8m以上の歩く速さが必要と言えます(10m歩行12.5秒以下)。
屋内歩行ができるようになるには0.4m/sec以上の歩行速度が必要ですので、外を比較的自由に歩けるようになるためには、2倍速で歩く力が必要と言われています。
転びそうになるまで何が何でも速く歩く事は要りませんが、無理なくスムーズに歩行できるようにしておくことで、活動できる範囲が広がり、できることも増えそうです。
滑らかに足が動くようにしたいものです。
(下図)そのためには膝から前に出し(左)、足の裏が後ろから見えるように(右)心がけてください。
記事担当:部長さかもと