群馬リハビリテーション病院 リハビリテーション部です

回復期リハ病棟156床。通常のリハビリに加え、早朝リハビリも施行。さらにHAL、歩行アシスト、足首アシスト、IVES、REOGO-J、Walkaideなどを中心とするロボットリハも駆使し、多くのリハスタッフで患者さんを担当させていただいております。

1日1万歩は要らない

 これは、2011年アメリカの研究です。

 

 アメリカの女性で1日の歩数と死亡リスクの関係を調査したところ、以下のグラフのようになりました。

 

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 以前、中之条研究のお話をしましたが、そのときは8000歩、そのうち中強度の運動20分含むというものでしたが、この結果は1日8400歩程度歩く習慣があると、死亡リスクは半分以下にまで低下しています。

 

 また、何らかの原因で多く歩けない方もいらっしゃると思いますが、

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体を良く動かすことができる(フレイルではないという意味)ノンフレイル群では、生活満足度が高いという研究結果もあります。

 

 また、一般に低いと言われる日本人の自尊感情ですが、

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同じく、体を良く動かすことのできるノンフレイル群で、高いと言うことがわかると思います。

 

 社会的孤立が自尊感情を下げることに関わるとも言われるようですし、自尊感情は他者との関わりの中で生まれるという事もありますので、周囲や地域との関わりは大切です。

 

 体が動くことと地域との交流ができる事は別ですが、周りの人を敬うことも大切だと思います。

 

 後期高齢の時期を迎えると、自尊感情を高めるような周囲との関わりを持つ頻度を上げていくことは、なかなか難しくなってくると思います。従って、親の社会交流の頻度に関心を持ちつつ、フレイルにならない体力を維持しながら、関わっていくことも大事な子供の役割なのかもしれませんね。

 

                            記事:さかもと