昨日の東京新聞web版から引用しています。
台風による水害で被害があったにも関わらず、死者を出さなかったあの南牧村のお話です。
高齢化率65%を超えることは、日本の最先端を行っていますが、その内容は立派の一言です。
身体的フレイルが見られる割合が、年齢層毎の比較でも他の地域との比較で1/3であったとのこと。
また、認知症者も、他地域での65歳以上15.75%と比べ、村は75歳以上の13.1%と、年齢が高くても認知症者の割合が低いという調査結果だった。
07年9月の台風襲来時には村内の道路が寸断され、多くの集落が孤立状態になった。
長谷川村長によれば、停電や断水が続く中、各集落の住民同士が互いに安否を確認し、炊き出しをしたという。「役場が対応する前に共助が働いた。昔から住民のつながりが深く、どの人が支援が必要か互いに分かっている。日常的な助け合いがあるので孤立感は少ないのでは」と話している。
社会的孤立が高齢期のうつ(心理的フレイル)を招き、さらに身体的フレイルや認知機能低下につながることも先行研究で分かっている。
体の動くうちは畑仕事を続ける住民は多い。
それが気分転換や生きがいになり、元気な高齢者が多いと実感していると地元保健師は話している。
高齢化率の上昇には驚きましたが、孤立しない地域づくりや、身体的フレイルや認知症の少なさにはもっと驚かせていただきました。
華麗に加齢していきたいものですね。
記事担当:部長さかもと