12月初めに県内の脳卒中患者さんの歩行自立度推移を示しました。
連携病院入院時には1/6の方が歩行自立されるという結果がでていました。
それで、当院で行った脳卒中の回復期リハビリの結果どうなったかというものを、お約束通りお示ししたいと思います。
対象はデータを合算した70例で、以下のようになりました。
入院時の歩行自立割合は全体より高く、23%を超えました。
退院時には6割弱の方が歩行自立して退院されています。見守りで歩ける方も含むと73%の方が歩行を移動手段として使えそうです。
計画管理2病院での検証結果よりも、入院時から自立度が高めに推移していますので、退院時の歩行自立割合にその分上乗せしてみても、当院の歩行自立割合が上回りました。
しかし、思ったほど大きな上乗せではありません。
装具やロボットなども歩行を中心に取りそろえ、昔から歩行の沢渡!?として研鑽してきましたが、今後もさらなる研鑽が必要なようです。
時々、「歩きたくない」とおっしゃる方もいらっしゃいますが、歩行を移動手段として利用できる事により、再発予防や生活習慣病の改善を図ることができます。
これを知らないと、リハビリは機能やADLの回復のみと考え、麻痺がなければ何もしなくて良いと思ってしまいます。(予防は大事です)
当院には若い、元気な療法士が多く在籍します((^▽^))ので、急性期治療が済んだら一緒にリハビリ頑張っていきましょう。
記事担当:部長さかもと