群馬リハビリテーション病院(旧沢渡温泉病院)リハビリテーション部です

回復期リハ病棟156床。ロボットリハ稼働中。100名超のリハスタッフで365日リハビリ邁進中。一緒にリハビリがんばりましょう。

地域連携パスで入院された患者さんの歩行自立割合

 わかりにくいので、できるだけ単純にしますが、

 

 脳卒中発症後、比較的早期にリハビリ目的で当院に入院された患者さんの歩行についてお話ししたいと思います。

 

 男女や年齢などで分けずに処理しました。

 

 まずは、脳卒中で、入院時歩行に見守りが必要だった方の歩行自立度変化です。

 

 入院中、ずっと見守りが必要な方はいませんでした。

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 みなさん、流石です。杖や装具が必要な場合を修正自立といいますが、全員が退院時には歩けるようになっており、そのうち9割は、杖、装具不要でした。

 

 次に、入院時歩行に介助が必要だった方が退院時どうなったかです。

 

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 杖や装具が必要な割合が増えますが、半数を少し超えるくらいの割合で、歩行できるようになっています。

 介助といっても、軽く触れる程度から、ほとんど体重を支える必要がある方までさまざまなので、結果のバラツキが大きいのも当然の結果なのかもしれません。

 

 入院時から麻痺も軽く、バランスも良い方が歩ける可能性は当然高くなりますが、一番大切なのは、ご自身が「歩きたい、歩けるようになりたい」と思う気持ちだと思います。

 その思いを我々は支えるだけですので、一緒に頑張っていきましょう。

 

 

明日は、トイレ動作についてお話しする予定です。

 

                            記事担当:部長さかもと