群馬リハビリテーション病院リハビリテーション部です

回復期リハ病棟156床。伝統的なリハビリに加え、早朝リハビリも施行。さらにHAL、歩行アシスト、足首アシスト、IVES、REOGO-J、Walkaideなどを中心とするロボットリハも駆使して、患者さんが良くなるために奮闘中。

ふくらはぎをつよく

 通常歩き方より+10cm歩幅を拡大して歩くと、消費エネルギーの増大や下肢に対して筋力を高める効果があるそうです。

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 筋肉量は加齢と共に少なくなっていき、下肢では2割減るのに60代後半とされており、90歳代では実に4割も減少するとされています(上図)。

 今日はふくらはぎに焦点をあててみたいと思います。
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 これができればふくらはぎの筋トレになりますが、一般的には20回踵上げができると正常!と理学療法士は判断します。

 ある研究で、踵上げ回数と転倒との関係を調査したものがあります。

 過去一年に転倒を経験した方々の平均踵上げ回数は8.5±2.4回。転倒を経験されていない方々の平均踵上げ回数は11.8±2.3回でした。

 この研究では10.5回以下で転倒の危険が増すとしていますが、踵上げは11~12回以上できる事を維持した方が良さそうです。


 最初にお話しした+10cmも一番最初に効いてくるのはこのふくらはぎです。この筋肉がしっかり働くと、静脈潅流が促進され末梢循環が良くなる効果もあります。

 踵上げを一日20回以上行うか、+10cmか、またはその両方でも良いと思います。一日の活動量を増やしておきたいものです。

記事:部長さかもと