群馬リハビリテーション病院リハビリテーション部です

回復期リハ病棟156床。伝統的なリハビリに加え、早朝リハビリも施行。さらにHAL、歩行アシスト、足首アシスト、IVES、REOGO-J、Walkaideなどを中心とするロボットリハも駆使して、患者さんが良くなるために奮闘中。

股関節の変形を悪化させない努力

 変形性股関節症の歩行時の中・大殿筋活動は、健常者と比べメリハリが消え、筋活動量が増加していると言われています。
 患者さんを見ていると筋力低下により股関節症が悪化していくように感じますが、これは二次的なものであり、最近では逆に過剰な筋出力や疲労が問題とされます。


 この特異な筋活動の変化は、股関節安定化のために必要なのと、筋疲労が起因していると推測されています。


 特に筋疲労は筋活動の量やタイミングに影響を及ぼします。


 変形性股関節症がこれ以上悪化しないようにするために、
筋力や関節可動域の維持改善に加え、
疲労などコンディションに対する介入によって、
この特異的な筋活動を改善することが求められます。

 
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 左が正常、右が変形の進んだ状態です。

 最近の知見では、この変形に寄与するのは筋活動が95%といわれ、メリハリの効いた中殿筋、大殿筋の活動が必要とされます。

 つまり、力を入れるときには筋肉が硬くなり、緩む時には筋肉が柔らかくなるという活動が行えることが大事です。

 筋疲労についてはまた別の機会にしたいと思いますが、脚の重さを利用した筋収縮など、軽い負荷で多くの回数筋収縮を行う事も、筋コンディショニングにつながると思います。

 参考 歩行時の安定性を高めるために