痙縮 (けいしゅく)をやわらげる薬(バクロフェン)の入ったポンプを
おなかに埋め込み、カテーテルを通じて脊髄周辺(髄腔)に薬を直接届けます。
バクロフェン髄注療法は、カテーテルとポンプをおなかに埋め込むための手術を行い、おなかにプログラマをあてて埋め込んだポンプを操作して、患者さんの状態に合わせ、薬の投与量を調整します。
これによって以下が期待できます。
- 手足の関節が動かしやすくなり、日常生活の動作が行いやすくなる
- 関節が固まって動きにくくなったり、変形するのを防ぐ(拘縮予防)
- 介護の負担が軽くなる
- リハビリテーションが行いやすくなる
- 痙縮による痛みがやわらぐ
この手術をした患者さんが、当院の療養病床で入院リハビリを行った症例が2例ほどあり、リハビリした結果も良好なようです。
痙縮の改善にはボトックスなどもありますが、効果は短期的で限定的というお話しもお聞きしました。
県内では群馬大学を始め2病院でしか実施できていませんでしたが、あらたに渋川医療センターが参入しました。