数年前のCM。一日何回もチョコレート摂取を推奨するなどとは、「なんてCMだ」と思っていましたが、ここ数年、高カカオチョコレートが流行っている理由があったんです。
知らないとはなんと恐ろしいことか、ちょっと反省した次第です。
まず、高カカオチョコレートは、血糖値を上げにくい「低GI食品」なんだそうです。食前・食間にとれば、血糖値の安定効果が得られます。高カカオチョコは、ふだんお菓子や食事を制限している、糖尿病や糖尿病予備群の方々にこそおすすめの食品といえます。
また、血糖値の急上昇を防ぐことは、一般の方々が健康な生活を送るうえでも重要です。血糖値急上昇後には血糖値の急降下が起き、だるさや眠気、イライラや不快感を起こします。高カカオチョコを生活習慣に取り入れることで、こういった現象を防ぐ事にもなる可能性があります。
ここにあるように、食後の血糖値の変動を少なくするためにも、定期的な高カカオの摂取は有効だそうで、上の新垣結衣さんのCMでは、食間を狙っているようです(明治の回し者ではありません)。
さらに、食前の高カカオ摂取は、血糖値を上げすぎない効果もあるそうです。
最近、私も高カカオ摂取、心がけるようになりました。
しかし、悩みは食前の摂取を忘れてしまうこと。食前にものを食べるということが無かったので、これはこれで、習慣化するのが難しいことがわかりました。
そんな方に朗報です。
食べ忘れた時に、食後にとったらどうなるのかという疑問の回答です。
これは、ちょっと量が多めの3粒、食後に摂取したときの血糖値の変化です。血糖値スパイクが見事に抑制されているのがわかると思います。一粒でも同じ効果が出るかは不明ですが、食後でもリカバリーができるのが、嬉しいところです。
高カカオの血糖値への影響についてまとめてきました。インスリンの効き目をよくしたり、糖質の吸収をゆるやかにしたり、血糖スパイクを抑制したりと様々な効果を持つ高カカオチョコですが、用法用量に気を遣いながら、上手に利用したいと思います。
追伸:残念なのは最近カカオが高騰しているので、気楽に使える感じがなくなってきていることですね。
記事担当:部長さかもと