群馬リハビリテーション病院(旧沢渡温泉病院)リハビリテーション部です

回復期リハ病棟156床。ロボットリハ稼働中。100名超のリハスタッフで365日リハビリ邁進中。一緒にリハビリがんばりましょう。

NSTって何?

 今回は、私達「言語聴覚士」も参加している『NST』についてご紹介します。

 

 『NST』とは、「栄養サポートチーム(Nutrition Support Team)」の略で、多職種による患者さんへの適切な栄養管理を実施して支援する集団のことを言います。

 

 

 当院では、医師、栄養士、薬剤師、摂食嚥下障害看護認定看護師、病棟看護師、理学療法士作業療法士言語聴覚士が参加しています。

 

 経管栄養中の患者さんや食事を食べていても摂取量が十分に摂れていない患者さんについて話し合いをしたり、実際に食事をしている場面を観察しながら、姿勢や食事の形態、食事を摂る環境について意見を出し合い、栄養状態をより良くできるようなサポートをしています。

 

 例えば、病棟看護師が食事がうまく食べられていない患者さんをピックアップし、栄養士が患者さんの栄養状態を報告、理学療法士が姿勢を見て、作業療法士がより使いやすいスプーンや食器等を考え、言語聴覚士が飲み込みの状態を確認し報告する・・・といった具合に、それぞれの専門分野での意見を出し合い、全員でより良い方法を検討していきます。

 

           

 

 NSTに参加して思うことは、様々な職種のスタッフが様々な意見を出し合いながら患者さんの栄養状態を良くするように、食事を美味しく食べられるように『チーム』としてサポートできると自分の職種だけでは思い至らなかった意見が生まれ、患者さんにとってより良い方向に繋げられ、参加しているスタッフにとっても勉強になります。リハビリも同様ですが、『チーム』で関わる大切さを学ばせてもらっています。

 

記事担当部署:ST室