目を開けて片足で立てる時間を、開眼片足立ち時間と言いますが、50代~60代後半に掛けて、急激に低下してきます。
停年して活動性が減るのも原因ではありますが、理由はそれだけで無く、加齢による影響も大きいと言えるでしょう。
こういう急激な低下を示す60代だからこそ、下のような運動が有効といえます。
これを、ダイナミックフラミンゴ体操と言います。
開眼片脚起立時間はその人の元気度を反映しますが、55歳を過ぎると低下し後期高齢者では30秒以下となります。 1日3回1分間の開眼片脚起立運動訓練であるダイナミックフラミンゴ療法は, 骨粗鬆症患者や虚弱高齢者の大腿骨近位部骨密度の改善と転倒予防が期待できる簡便な運動療法です。さらに座位での大腿四頭筋訓練と腕立て伏せの組み合わせにより転倒・骨折予防への効果もあると言われます。
開眼片脚起立という単純な運動の重要性を述べましたが、これを鍛えれば立ったままズボンや、靴下がはけたりするという良い点もあります。
できれば軽く指で支えながら、1分ずつ、片足で立ちます。
転ばないように、長めに片足で立つことにより、ふくらはぎや、足首周りの筋肉にかなり効いてくるのではないかと思います。
ささえなしでできる人は良いですが、転ばないように、けがしないように、気を付けて練習してください。
記事担当:部長さかもと