群馬リハビリテーション病院(旧沢渡温泉病院)リハビリテーション部です

回復期リハ病棟156床。ロボットリハ稼働中。100名超のリハスタッフで365日リハビリ邁進中。一緒にリハビリがんばりましょう。

意識障害患者のリハビリ

 私自身が意識障害患者さんへのリハビリで、大事だと感じた事をまとめてみます。

 

1 多職種連携

 私が、介入を進めて行く中で大事だと感じたことは、チームとして協力しケアを提供することでした。

 意識障害が重度だと臥床傾向が高まってしまうので、可能な限りリハ時間以外でも離床を促す必要があると思います。そのためには、他のリハ職はもちろん、病棟の医師、看護師とも1日のスケジュールや臥床時、離床時のポジショニングなど相談すべきことが多くあります。

               体位変換とポジショニング | ナース専科

2 感覚刺激

 普段は目を閉じておられる方でも、整容や姿勢変換等を行う事で開眼したり発語が見られる方が多い印象を受けました。

 実際に、私自身介入を進めた中でも静かな自室内で離床を行うよりも、Nsステーションなどテレビや人の出入り等、音のある環境の方が、開眼している時間も長くなるように思います。

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3 機能への理解

 意識障害が重度であると自発的な体動もすくないため、関節拘縮や褥瘡のリスクはもちろん、全身的な筋緊張の亢進が目立つようになります。そのため、リハビリでストレッチポールや座位姿勢でのストレッチや体幹運動を取り入れる事で筋緊張の改善や覚醒の向上を図っていきます。

             
4 まとめ

 今回、自身が重度意識障害を持つ方を始めて担当して未熟ながらに感じた事をまとめさせていただきました。この記事がどなたかの参考になれば幸いです。

 

                              記事担当部署:OT