群馬リハビリテーション病院リハビリテーション部です

回復期リハ病棟156床。伝統的なリハビリに加え、早朝リハビリも施行。さらにHAL、歩行アシスト、足首アシスト、IVES、REOGO-J、Walkaideなどを中心とするロボットリハも駆使して、患者さんが良くなるために奮闘中。

脳卒中地域連携クリニカルパス

表題は脳卒中患者さんの地域連携を促進するためのツールですが、
現在県内では年間約1000名の患者さんがこのパスを利用され、
急性期、回復期、生活期と、リハビリテーションを別の医療機関や、施設などで行っておられます。
診療データはすべて急性期病院に戻されますが、
群馬県内では前橋赤十字病院、高崎医療センターが中心となって、連携している当院も合わせ、数病院でこのデータを分析して、会議等で報告を行っています。
今年も2016年の分析が終了し、昨日グループ内での報告会を無事終えました。
せっかくの分析結果ですが、難解?なこともあり、あまりこのブログでも触れていませんでしたが、
良い機会なので簡単に触れたいと思います。

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専門的ですが、まずは嚥下グレードです。
細かい評価については要りませんが、
口からすべての栄養を摂ることができると、左側にあるⅢ経口のみ、Ⅳ正常と判断されます。
脳卒中の患者さんでここまで到達する方がどのくらいいるのかを示したのが次のグラフです。
前橋日赤・高崎医療センターを退院された患者さんで、連携20~30の病院で関わった患者さんをまとめました。

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計画管理病院というのが、いわゆる急性期病院で、
連携病院というのが、当院などの回復期リハ病棟を持つ病院です。
初回というのが各々の病院の入院時、最終というのが同様に退院時を表しています。

病院を経る毎に摂食できない方が減っていきますが、
正常者が回復期入院時35%から56%に増加し、
中等症、重症に位置する割合が、回復期全体で17.6%から
8.8%と半数になっています。
特に食べる練習がやっとできる重症者は1/3近くまで減らすことができています。
口からものを食べることは、生きる活力を持ち、楽しみとしても大切で、何より栄養を積極的にとれるという意味でも大事です。体力もつきやすくなる印象もあります。
嚥下障害(飲み込みの不自由さ)は回復期でリハビリができます。
これを知った上で転院先病院を選んでいただきたいと思います。