群馬リハビリテーション病院リハビリテーション部です

回復期リハ病棟156床。伝統的なリハビリに加え、早朝リハビリも施行。さらにHAL、歩行アシスト、足首アシスト、IVES、REOGO-J、Walkaideなどを中心とするロボットリハも駆使して、患者さんが良くなるために奮闘中。

「スタンフォード式疲れない体」

こんにちは!!

 

理学療法士の大前です。

 

最近読んだ本を紹介させて頂きます。

 

山田知生先生が書かれた「スタンフォード式疲れない体」です。

 

日本人は、よく労働時間が長く睡眠時間が短いと言われていますよね。

日々疲れを感じながら過ごしている人は多いのではないでしょうか。ましてや今は来年度間近で忙しく、気温差もあり身体にこたえていると思います。

そんな疲れを取りたい、疲れない体になりたい、といった方にもおすすめです。

 

名門大学として名高いスタンフォード大学は、スポーツでも名門です。全米大学体育協会によるランキングでは23年連続1位を獲得するほどです。

本書は、全米最強のスポーツ集団を率いる著者が、アスリートに実践している「疲労予防」と「疲労回復」のメソッドをまとめた本になっています。

疲れを予防する呼吸法「IAP呼吸法」に始まり、疲れてしまったときの対症療法、「疲れない体」を作るための「食事術」、そして疲れずに過ごすための日常動作やマインドセットまでが、イラストを用いながら丁寧に示されています。

 

その中で紹介でもIAPはリハビリの中でもよく用いられるワードです。最近参加したセミナーでも説明がありました。

 

そもそもIAPとは、「IAP」とはIntraAbdominal Pressureの略で、日本語に訳すと「腹腔(ふくこう)内圧(腹圧)」です。

人間のおなかのなかには「腹腔」と呼ばれる、胃や肝臓などの内臓を収める空間があり、この腹腔内の圧力が「IAP」となるわけです。

 

IAPが高い(上昇する)」という場合は、肺に空気がたくさん入って腹腔の上にある横隔膜が下がり、それに押される形で腹腔が圧縮され、腹腔内の圧力が高まって外向きに力がかかっている状態を指すのだそうです。


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実際に呼吸法の一部を紹介します。

実際に横隔膜を下げ、おなかを膨らませたまま息を吐ききるIAP呼吸法」は、その感覚をつかむためにも、座って練習するのがいいそうです。

取り組む前には、

○筋肉に力を入れずに、できるだけリラックスして行う。

○決して無理をせず、体調が途中ですぐれなくなったりしたときは中断。コンディションが戻ってから再開しましょう。

疲労を防止するためにも、「1日最低1回」は取り組みましょう。

 

所要時間は1分程度なので、忙しい人でも行いやすいそうです。「腹圧を高めておなかを膨らませたまま、息を吐く」感覚をつかむためにも、最初は指先を足のつけ根に差し込んで練習するのがいいそうです。

 

そして慣れてきたら、今度は手を使わずに行い、立ってできるようになったら普段の生活でも「IAP呼吸法」を実践し、できるだけ腹圧を高めて呼吸するようにシフトしていけばOK。(79ページより)


IAP呼吸法はシンプルでありながら、疲れの予防と解消が期待できる強力なメソッドだと著者はいいます。なぜなら「呼吸」は、体の働きのなかで“数”的にも“内容”的にも非常に大きな要素を占めているから。決して難しいものではないので、試してみてはいかがでしょうか?

 

以下本書より抜粋

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記事担当:PT大前