群馬リハビリテーション病院リハビリテーション部です

回復期リハ病棟156床。伝統的なリハビリに加え、早朝リハビリも施行。さらにHAL、歩行アシスト、足首アシスト、IVES、REOGO-J、Walkaideなどを中心とするロボットリハも駆使して、患者さんが良くなるために奮闘中。

飲み込みがしにくいと感じたら

 脳卒中患者さんだけでなく加齢によっても、飲み込みが大変になることがあります。
 そんな時に咽頭を動きやすくし、食道入口部を開大する運動があります。

それが、以前にも紹介したこの運動です。

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 上の絵は枕をつかっていますが、枕はない方がよいです。

 顎を引くようにして持ち上げてください。

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 自力で持ち上がらない人は介護者が動かすのに合わせて力を入れてください。あごの下側に力が入っているのを感じながら動かします。
 これもむずかしければ、

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 嚥下おでこ体操です。おでこに手を当て、手を動かさずにおでこを前におしてください。

 上の運動はすべて舌骨上筋群を動かすために行っていますが、

 他にも方法があります。

 それが下のグラフです。

 以前から何回かお話ししていますが、舌を上あごに押しつける力(舌圧)と、舌骨上筋に入る力(筋電ですが)の関係です。
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 ちょっと難しいかもしれませんが、舌に力を入れると、実はこの舌骨上筋も同じように働くということを表しています。

 従って、舌の力は飲み込みにも大事と言えますし、舌を上あごに押しつける練習を繰り返すと、この筋肉の強化につながります。
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 また、舌圧を最大で発揮したときと、頭を上げる練習や、舌を出す練習との舌骨上筋の活動の比較です。このあたりは文献によってバラバラですが、4割~5割程度の力が発揮されるようです。

ということは、舌に力をいれたままや、舌を出しながら、頭を上げる練習をすると、もっと効率がよいと言えるのでしょうか。

 ちょっと飲み込みがしにくくなったと感じたら、おでこ体操あたりから始めてみてはいかがでしょう。

記事担当:リハ部長さかもと