群馬リハビリテーション病院リハビリテーション部です

回復期リハ病棟156床。伝統的なリハビリに加え、早朝リハビリも施行。さらにHAL、歩行アシスト、足首アシスト、IVES、REOGO-J、Walkaideなどを中心とするロボットリハも駆使して、患者さんが良くなるために奮闘中。

変形性股関節症による痛みを少しでもラクに

 まずは筋トレ・・ではなく、筋活動です。

 変形性股関節症で痛みがある場合には、無理をしないようにします。

 従って、重りなどの負荷はつかわないでください。

 具体的には、こんな感じです。

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 痛みが出ない程度に行っていただきたいと思いますが、特に大事なのが横と後ろ上げです。

 股関節の状態が悪化すると、この筋肉をつかう頻度が減り、筋肉が弱ってきます。これを予防する目的で、一日20回前後は筋肉を動かしておいてください。

 また、もう一つ行っておきたいものに、筋肉のストレッチングがあります。

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 まずは台などに寝て、脚を下に垂らします。適当な台がないときは、右膝を抱えるようにしても同じ効果があります。絵にある赤い部分が少し伸ばされたと感じる程度でよいでしょう。
 10~20秒程度かけて、ゆっくり行ってください。

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 うつぶせで膝を曲げると、太腿の前や、股関節の前が伸ばされます。痛みで屈みがちになってしまう方には特に有効だと思います。

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 さらに、太腿の後ろ側を伸ばします。つま先を持って行うと効果が高いですが、膝を伸ばして体を前に倒すだけでも良いと思います。

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 次にあぐらのような姿勢で足の裏を合わせ、体を少し前に倒します。
 片方の脚を曲げて、もう一方を伸ばし、曲げた方の脚に向かって体を倒します。この二つの動作は、どちらも太腿の内側を効率的に伸ばせるでしょう。

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 次にに、立ったまま体を横に倒します。骨盤があまり動かないようにして横に倒すことで、腰回りの筋肉を伸ばすことができます。股関節症を患うと腰回りも硬くなってきます。

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 最後に、痛みや疲れが出てきたときには、上のような運動が良いでしょう。股関節を安定させる筋肉を直接動かすので、即時効果を認める運動です。
 脚をこんなに大きく開く必要はありませんが、少し開いて、脚の裏側から見ると”バイバイ”しているように脚を転がしてください。

 いかがでしょうか。変形性股関節症が進んでくると、筋肉に力が入りっぱなしになり、うまくリラックスできなくなってきます。
 上の運動を定期的に行い、ラクになっていただきたいと思います。

記事担当:リハ部長さかもと