前回のST室ブログでは高次脳機能訓練についてTMT(Trail Making Test)・抹消課題の紹介をしました。今回は、ipad・タブレットを使用した高次脳機能訓練を紹介します。
その中に高次脳バランサーというソフトが入っており、患者様のリハビリに使用しています。
高次脳バランサーとは、見当識・抑制力・注意力・情報獲得力・記憶力・遂行能力・空間認知力の7側面、29のメニューから構成されています。基本3種・基本7種や側面別メニューが選択できるので、患者様ひとり一人に合わせた訓練が可能となっています。(詳しくは、レデックス株式会社のHPをご覧下さい。)
患者様からは「ゲーム感覚で楽しい」「昨日は出来なくて悔しかった。今日は頑張ってみよう」といった感想がきかれます。また、結果がグラフで示されるので高次脳機能面の苦手・得意な部分を患者様自身がフィードバックしやすいようです。
私も実際にやってみましたが…意外と難しいメニューもありました。患者様のリハビリとしてだけではなく、私たちの脳トレとしても楽しめるものだと思います。
ST田村