これがわかる資料を見つけましたので紹介します。
ある病院の地域包括ケア病棟と回復期リハビリテーション病棟のFIM利得の比較です。
FIM(機能的自立度評価法)、日常生活活動の変化は二つの病棟間で2倍の開きがあります。
地域包括ケア病棟では、日常生活活動に問題のない患者さんが入院されている場合があり、低い伸びにとどまっていますが、この二つの病棟の役割は違い、ADL(日常生活活動・食事、排泄、更衣、整容、入浴、移動など)が改善することを目指したいのなら、回復期リハ病棟が良いでしょう。
ADLはあまり変わらなくても、病気や怪我の治療が必要な場合には地域包括ケア病棟が良いと思います。
在院日数を比較すると、逆に回復期リハ病棟の方が2倍くらい多くなっています。
ADLの改善にはある程度、時間が必要です。従って、ADL改善には回復期リハ病棟、ADLや機能回復は少なくても、治療の為に入院が必要な場合は地域包括ケア病棟を選ぶと良いと思います。