群馬リハビリテーション病院リハビリテーション部です

回復期リハ病棟156床。伝統的なリハビリに加え、早朝リハビリも施行。さらにHAL、歩行アシスト、足首アシスト、IVES、REOGO-J、Walkaideなどを中心とするロボットリハも駆使して、患者さんが良くなるために奮闘中。

回復期における脳卒中患者に対する機能的電気刺激の使用経験

 先日、京都で上記表題による発表を行ってきました。

 発表までバタバタして、宿の予約が遅くなってしまい、結果地下鉄とバスを乗り継いで、やっと宿に到達したり、寝ようと思って天井を見上げるとヤモリと遭遇したりと、宿に関しては散々な学会でしたが、発表は比較的良いものができました。

 そこで、少し紹介したいと思います。
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回復期の脳卒中患者さんに、ウォークエイド®を10日間使ってみました。

今回の対象は片麻痺患者さんで、装具なしでも2動作歩行が可能な方としました。

今回の結果はすべて機器使用前後に、機器を装着しないで計測しています。

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歩行速度は、少しですが伸び、歩く速さが有意に改善しました。

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 速度以外に時間的要素はどうかについても検討しました。一歩行周期中の割合について検討しました。

 統計的に有意ではありませんが、すべての項目で平均割合が正常に近づいていることがわかります。(赤い線が正常歩行時の割合です)

 歩行を横から撮影し、10歩分の接地している時間の平均を求めています。対象者は6例でした。

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各期を実際の時間で比較したところ、両脚同時接地時間が有意に減少していることがわかりました。

 従ってWalkaideを使うことで、歩行時の両足で支える時間が減り、歩行速度が上がったということが考えられ、片脚の立脚時間が変わらないことも合わせると、歩行時のバランスが良くなったと言えそうです。

 今回も良い結果が出ました。使用前後の動画については、以前提示したものがありますので、facebookをご参照ください。

https://www.facebook.com/rehabilitation.gunmarehabilitation/videos/458569517683017/
左が使用前、右が使用後です。どちらも歩行可能ですが、速度はかなり変化しているように思います。