群馬リハビリテーション病院リハビリテーション部です

回復期リハ病棟156床。伝統的なリハビリに加え、早朝リハビリも施行。さらにHAL、歩行アシスト、足首アシスト、IVES、REOGO-J、Walkaideなどを中心とするロボットリハも駆使して、患者さんが良くなるために奮闘中。

リハ部の取り組み⑩

足首アシスト歩行装置(Ankle Assist Device:AAD)  安川電機

 

 この機器は、両足の足裏センサーの情報を元に、足首の底背屈動作をモーターで操作し、足関節のアシストを行います。

 

 踵から接地させ、接地中には重心の前方移動を促し、足が地面から離れる時には蹴り出しの力となり足首を制御することで、歩行をアシストします。

 

 振出し時には、背屈アシストにより腓腹筋を伸張させ、反射的に筋収縮が起きることで膝・股関節の動きを連動させ、スムーズな振り出しができます。

 

 比較的、装置構成が簡易であり、装着・設定・調整に多くの時間を要しません。

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 また、比較的小型で患者の動きを妨げることなく歩行リハビリができます。足首部を軽量化して患者負担を小さくするために、足首駆動部分とコントローラを分離して、小型扁平モーターで直接足首を駆動しています。

 

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 2016年の有効性評価で安川電機から本機の無償提供を受け、その後導入しました。主には脳血管障害の方へ用いますが、患者さんがafter effect(後効果)を感じやすいのも、本機の特徴です。

 

 これは健常者におこなった場合に主に言われるようですが、足がスムースに前に出るようになった、軽くなったなどの反応が多いようです。

 

 walkaideと対象患者さんが似ているところもありますが、こちらは機械的に実際に動作を起こすことと、足を蹴り出す方向にもアシストがあることが決定的に違うところです。

 

 今月下旬の関東甲信越ブロック理学療法学会でも発表予定がありますので、理学療法士の方は、そちらをチェックいただけると幸いです。

 

                          記事担当:さかもと