昨日の学会つながりで、このときに私が発表したものを一部紹介します。
脳卒中患者さんに歩行アシストで調整型のアシストを行うと歩行がどう変化するかというものです。
発表したものとテーマが違いますが、ご了承ください。
脳卒中で比較的軽症の患者さんに、歩行アシストを使っていただきました。
アシストは追従モードとし、股関節稼働を調整型で量を設定します。
一回20分程度の歩行リハビリを10回程度提供して結果をみます。
アシストをした結果、左右対称な動きになるような量の設定を行っただけですが、効率の良い歩行ができるようになったためか、歩行速度・歩幅が伸びました。
歩行速度は40%upし、歩幅は10%upしました。
このとき、左右が同じように振り出せるよう、調整しますね。という話しを患者さんにはしますが、歩幅を大きくとか、速く歩いてくださいなどの指示は一切行いません。
詳細データは、どこか別の学会でもお話したいと思いますので、今回はこのくらいにしておきます。
大きな介助が必要な方は、HALやPOPO等の適応になると思いますが、軽く触れる程度で歩ける方は歩行アシスト(HWA)が適応でしょう。
当院には、さらにwalkaide、Ancle Assist Device、BWSTTなどもありますので、症状にあわせて使用が検討できます。
担当PTと相談して歩行リハビリにご活用ください。
記事担当:子供より脚が短いことに気付いた坂本