良い資料がありました。
まずは、このような機械で、膝を伸ばす力を測定します。
結果を体重で割ると、介護予防の分野では0.4(40%)が階段昇降ができる基準と言われています。
で、その資料ですが、
条件
階段は蹴上げ16.5cm、段数16段
昇段では30cmの台を使用している
0.4を超えると、
階段昇りで男性90%、女性は全員が自立しますが、
昇段は男性3/4、女性93%が自立しています。
この数値を切る30%台がグレーゾーンで、
男性で、階段、昇段ともに約半数が、
女性では、階段昇りが約半数、昇段が1/3ができなくなります。
健常高齢者のデータではありますが、人工関節手術後(膝・股)や、骨折の患者さんなどで、臨床上考えるべき値だと思います。
関心がございましたら、担当理学療法士までお尋ね下さい。
引用文献
山崎裕司他:膝伸展筋力と移動動作自立の関連~性差が与える影響~ 高知リハビリテーション学院紀要 H17 pp47-53