みなさんこんにちは。
今回は骨粗鬆症についてのお話をしたいと思います。
まず骨粗鬆症とは・・・?
ちょっと読みにくいなと思ったことがある方はたくさんいらっしゃると思います。骨粗鬆症とは、骨量(骨密度)が減る、または骨の質が低下することで骨がもろくなり、骨折しやすくなる病気です。
日本には約1000万人以上の患者さんがいるといわれており、特に閉経後の女性に多くみられ、高齢化に伴ってその数は増加傾向にあります。(女性ホルモンの減少や老化と関係が深いと考えられています)
高齢者における4大骨折【上腕骨近位端骨折(肩)・橈骨遠位端骨折(手首)・大腿骨近位部骨折(太ももの付け根)・脊椎圧迫骨折(背中・腰)】も原因の1つとして骨粗鬆症が考えられます。
高齢者の骨折は、長期の治療による不活動での廃用症候群などその人の生活を大きく変えてしまうリスクもあります。そのリスクを少しでも減らすためにまずは見えないところ(骨)から予防していくことが大切です。
予防としては主に①食事②運動があげられます。
①食事
食事ではカルシウムの摂取が重要です。ですがカルシウムのみを摂取するのではなくカルシウムの吸収を助けるビタミンDや骨を丈夫に保つ役割のあるビタミンKなども取り入れ、バランスの良い食事を心がけましょう。
②運動(日光浴)
骨はその長軸に対して物理的な刺激が加わると、微量の電流が骨に伝わり強さが増すと言われています。そのため、筋力トレーニングなど骨に直接刺激を与える運動やウォーキング・ジョギングのような重力のかかる運動などが推奨されています。
また日光浴はカルシウムの吸収を手助けするビタミンDを作るため、適度に外へ出ることも大切です。
これらをぜひ日常生活に取り入れてみてください。そして骨粗鬆症を予防しましょう!
〈参考・引用〉
・骨粗鬆症財団-どんな病気
・Re-Bone.jp 骨粗鬆症予防と治療のヒント
・厚生労働省 骨粗鬆症予防のための運動-骨に刺激が加わる運動を
文責:PTなつめ