ずいぶん前の話になってしまいましたが、6/9に当院にて某大学のチームワークトレーニングが行われました。部長のさかもとさんから「詳細はくしぶちが…」とご指名をいただきましたので、記事にさせていただきます。
タイトルを「参加して」ではなく「携わって」としたのには理由があります。
「携わる=関わる、参加する等を意味する表現。単純につながりを持つというわけではなく、積極的に関係を持つというニュアンスが含まれている」とのことです。
※参考:weblio辞書
毎年行われているこのトレーニング。
今まではOT室の一員として、当院OTの取り組みをお話しすることには関わったことがありました。
今年も室長から「OT室の担当お願いできる?」と言われ、二つ返事で了承しました。
部長のところに行き「OTの担当です」と伝えると、「じゃあ全部任せた!」と。
…全部とは?
こうして、今年度はトレーニング全体のコーディネートを任されました。
なので、今回は「携わる」です。
このトレーニングの目標として、リハビリテーションの体験、回復期リハにおける職種間連携、嚥下・経口摂取へのアプローチ見学などがあります。
学生さんたちの希望を取り入れ、かつ当院の特徴や取り組みを伝えられるようにと考えてスケジュールを考案。
いざ調整を始めると、たった1日のトレーニングにも関わらずとにかく決めることの多さに驚く。
日頃あまり関りを持てていない部署の皆様に突然電話をかけ、「チームワークトレーニングがあるので…」と時間を作っていただくお願いをする。
私がうまく説明ができていないのに、それでも協力の意を示していただけることにただただ感謝。
ギリギリでしたが何とかスケジュールが完成。
これを今までの担当の方が毎年やっていたかと思うと、頭が下がるばかりです。
当日は時間に追われ、うまく進行できたのかあまり記憶がありません。
学生さんたちはと言うと、各々が疑問に思うことや興味があることに積極的に注意を向け、質問をしていました。
嚥下食試食やボッチャで盛り上がっている様子を見ると、「楽しめているようでよかった」と安心しました。
入院している患者さんは皆、多岐に渡る背景をお持ちです。
そのため、回復期病棟では多職種が患者さんに関わることが必要不可欠であり、チームワーク(協業)が基本。当院はこのトレーニングにはもってこいの場です。
参加した学生さんたちに、わずかでもチームワークの大切さ、面白さが伝われば幸いです。
さぁーて、来年の担当はどの部署の主任さんにお願いしようかな。
記事担当:OTくしぶち