先日、宮城県気仙沼市の小中学生の健康診断で2020年、視力が大幅に悪化したとの報道がありました。
気仙沼市教育委員会によれば、裸眼視力が1.0未満の割合は小学生が43.8%で、前の年に比べ6.8 point増加。中学生が58.4%で、0.7 point増加したとのことです。
0.3未満に限ってみると、小学生が11.7%で2.3pointの増加。中学生が28.9%で7 pointも増加しました。
健康診断は例年、4月から6月にかけて実施しますが、2020年は新型コロナ感染症対策で3月から3カ月ほど臨時休校となり、休校空けの6月に実施した学校が多かったとのことです。
教育委員会では「新型コロナの影響で、室内での活動やゲームやスマートフォンの使用時間が増えたことも一因と考えられる」としています。
このほか、他の地域でも悪化の傾向がみられるということで、Stay Homeは視力低下を引きおこす可能性があるといえるでしょう。
しかしこれはなにも、小中学生に限った事ではないのではありませんか。
自宅に籠もった生活は、成人や高齢者でも同様に視力に影響を及ぼすと考えられます。
これも以前から言われることですが、視力低下は転倒リスクを引き上げます。
また、Stay Homeの運動不足は、筋力低下をも引き起こします。
この二つが重なるだけでも、転倒の危険度はかなり高くなります。
後期高齢者では怪我する可能性も高くなると、下の図が表しています。
ワクチンの接種も多くの方が終えられているようですし、群馬県内の警戒度も2になりましたので、マスクをして近所の散歩から再開してはいかがでしょうか。
最低目標は一日4000歩。
遠くも見るようにすると、視力にも良さそうです。
記事担当:部長さかもと