群馬リハビリテーション病院(旧沢渡温泉病院)リハビリテーション部です

回復期リハ病棟156床。HAL、歩行アシスト、足首アシスト、IVES、REOGO-J、Walkaideなど、ロボットリハも稼働中。100名超のリハスタッフで365日途切れなく活動中。PTOTSTスタッフを半ば強引に巻き込んでリハビリブログ更新しています。

メンタルヘルス

 コロナ禍でうつ症状を訴える高校生が増えているとのこと。

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 国立生育医療研究センターの調査では、半数以上にうつ症状を認め、3割が中等度以上だったとのこと。

 

 調査は、昨年11~12月、インターネットで実施。

 小学生~高校生の計715人から、直近1週間の心の状態を探るため、「気分が落ち込む」「疲れた感じがする」など9項目について、「ほとんど毎日」から「全くない」まで4段階で回答を得ました。

 結果、高校生(344人)の30%に中等度以上のうつ症状があることが判明。小学生(261人)の15%、中学生(110人)の24%も同様とされました。

 

 高校生がうつ傾向にあるなんて、なんと悲しいことか。

 コロナ禍で友人と関わりを持つことを制限されるということは、ここまで大きな影響があるのかと驚きました。

 

 しかし、この交流の制限、活動が制限されることに繋がっていないでしょうか。

 人と関わり、コミュニケーションをとることに制限はありますが、運動などを含めた活動には制限が少ないはずです。

 

 ここで、アメリカの120万人を対象とした研究を紹介します。

 運動をしている人は、運動をしていない人に比べて、1ヶ月に1.5日少ない精神的な健康状態の悪さを報告しており、運動した人は43.2%の減少(運動をした人は2.0日、運動をしなかった人は3.4日)でした。

 メンタルヘルス不調日数の減少は、うつ病と診断されたことがある人ほど大きく、診断された方の中で、運動しない人に比べて3.75日減少しており、34.5%の減少(運動した人は7.1日、運動しない人は10.9日)となっていました。

 

 さらに研究は、チーム スポーツ、サイクリング、エアロビクス、ジムに行くことが関連付けられていることがわかりました。また、家事をこなすことでも改善が見られました。

 さらに、長時間の運動が良いとは限らず、週に 3 ~ 5 回 45 分間運動することが精神的な健康につながることがわかりました。

(一日3時間以上の運動は逆に精神状態の悪化を招くようです)

 

 うつ状態はもちろん運動だけで解決するわけではないと思います。しかし、精神状態が悪化するのに、活動量低下が関係しているのだとすれば、どう防げば良いかも少し考える事ができるのではないでしょうか。

 

 これは高校生だけの話ではないと思います。人類全体が同じ状況にありますので、週3回以上の運動をどうやってするべきなのか考えていただきたいと思います。

 

追伸:最近若い脳卒中患者さんが増えているように思います。コロナ禍が関係なければ良いですが、運動不足が体を蝕んでいるのだとすれば、予防に心がけたいと思います。

                    

                        記事担当:部長さかもと