群馬リハビリテーション病院リハビリテーション部です

回復期リハ病棟156床。通常のリハビリに加え、早朝リハビリも施行。さらにHAL、歩行アシスト、足首アシスト、IVES、REOGO-J、Walkaideなどを中心とするロボットリハも駆使し、多くのリハスタッフで患者さんを担当させていただいております。

脳卒中の転帰(回復期入棟時の座位機能と歩行自立度)

 昨日の続きです。

 

 脳卒中地域連携パスで情報を送られた患者さんが、2段目の病院でどうなっているかの結果を示します。

 

 脳卒中で急性期の状態を脱した方が、回復期入棟時は83%の患者さんが歩く事ができませんでした。というのは昨日示しました。

 

 その方がどうなったのか。これが今日のテーマです。

 

 先に結果のグラフを示します。

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 当院のような2段目の病院に入院した脳卒中患者さんが、退院時に歩行自立度がどうなったのかということを示しています。

 

 入院時、端座位(足を下ろして座った姿勢。椅子に座ったときの状態。)が一人でできた方は、退院時には8割が歩行自立しています。杖・装具の使用は問いません。

 しかし、当院のような2段目の病院は、回復期リハ病棟だけではなく、療養病棟や地域包括ケア病棟なども含んでいます。

 従って、リハビリの提供量についても各病院でバラバラで、時間も運動量も環境も異なっています。

 

 それでも8割の患者さんが歩行自立まで至っています。

 従って、連携病院に入院した患者さんが、端座位をとっていられる場合、連携病院のリハビリとしては、最終的には歩行自立を目指すべきです。

 残りの2割にしても、ほとんどが見ていれば歩ける所まで到達しており、介助が必要な方は5%にとどまっています。

 

 さらに、入院時見ていないと座っていられない患者さんでは、退院時には1/3が歩行自立に至りました。

 座位バランスが悪くなっている場合には、歩行自立度にも影響を及ぼす可能性が高いと言えます。

 

 こういうみかたで見ると、脳卒中後のリハビリでは、座位・立位・歩行それぞれに多くの練習が必要と言えます。

 

                     記事担当:リハ部長 さかもと