新聞で気になる記事を見つけました。
以前自分が参加した研修でも自動車販売会社と提携し、車の洗浄をデイサービスの参加者に行ってもらい、報酬を受け取るという取り組みを行っておりました。
高齢になるにつれ仕事の退職や家庭での役割も縮小する人も多い中で、役割の確保や生きがいを持って生活する事はなかなか難しいと感じておりました。
趣味をいかに続けるか、本人がやりたいと思う活動を見つけ提供することで、本人の主体性を引き出そうとしましたが、病院の中でしか継続出来ないこと、退院してからの経過が追えず役割や生きがいの提供が出来ていなかったことを感じておりました。
回復期を知るためには生活期を理解していなければならないということをこの記事で再認識しました。
送り出す地域でどのような取り組みがあって、どのようなサービスがあって、さらに事業所ではこんな取り組みを行っていて…ということを少しでも分かっていることが必要です。
これがその方のやりがいや生きがいといった部分に少しでも関われるのではないかと感じています。
まずは様々な情報を知ること、そして色々なコミュニティを持つ事、そうすることで患者や家族に対する支援の質も大きく変化してくるのではないかと思います。
今後も生活期を意識し患者様のその人らしさを発揮出来る生活を実現するために、回復期で出来る事を模索し、研修会などにも積極的に参加していこうと思います。
記事担当:OT山口