群馬リハビリテーション病院リハビリテーション部です

回復期リハ病棟156床。伝統的なリハビリに加え、早朝リハビリも施行。さらにHAL、歩行アシスト、足首アシスト、IVES、REOGO-J、Walkaideなどを中心とするロボットリハも駆使して、患者さんが良くなるために奮闘中。

リハ部の取り組み④

ドライブシミュレータ セーフティーナビ (HONDA)

 

 セーフティナビは、HONDAのシミュレーター技術を活用し、「だれでも、楽しみながら、さまざまな交通状況が体験学習できる」というコンセプトで開発されたそうです。

 パソコンを使用し、市販のステアリングと組み合わせることで、簡易型シミュレーターとして手軽に利用しています。

 やさしい運転を学べる「エコドラ」、安全運転を学べる「SDコ-チャー」、リハビリテーション向け「運転能力評価サポート」の3つのソフトを活用しています。

 脳卒中患者さんを中心に、自動車運転再開に向け評価の参考として利用しています。

 また、ぐんま自動車運転リハビリテーション研究会の活動をを前橋赤十字病院群馬大学などと共に行い、高次脳機能障害者の自動車運転再開に向け活動しています。

 このシミュレーターで運転可否の判断はできませんが、安全運転や交通安全の学習教材として用い、運転再開に向けた学習支援を行っています。

 

            f:id:sawatarispa:20190920142940p:plain

 

 余談ですが、このシミュレータを見て、レーシングゲームと勘違いされる方が時々いらっしゃいます。

 レーシングゲームはアクセルベタ踏みで、ドリフトしながらカウンターをあてても出来るだけ速くゴールに到達するというものですが(多少の事故はOK)、

 ドライブシミュレータは、安全に配慮しながら、交通法規を守って運転し、実車の操作に如何に反映できるかを考えるものだと思います(事故を起こさないように気をつかう)。

 

  この機器を使うための基準として、日常生活活動が自立していることが前提となっています。これは、自身の身の回りの面倒が十分にみられない患者さんが、周囲に配慮しながら事故無く車の操作を行う事は難しいと考えるためです。

 運転再開のためには、まず自分の事は自分でできるようにしていただくことが、近道だと思います。

                        記事担当:部長さかもと