11月26日にビエント高崎で行われた第3回全国研修会に参加してきました。当院からは開催に伴う実行委員も2名いました。
今回の内容は①「完全側臥位法の臨床」②「音声障害の李陵手技のディサースリアへの適応について」というテーマでした。参加者は両講座とも90名を超えるSTの参加が見られました。
① 「完全側臥位法の臨床」では実際の内視鏡検査画像を見ることが出来ました。
当院でも車椅子座位・30度仰臥位で内視鏡検査を行う事がありますが、完全側臥位法の画像を見るのは今回が初めてでした。
誤嚥のリスクが高く、口から食べることが難しいと判断される状態の方が完全側臥位法で摂食開始となっていたことに驚き、当院でも完全側臥位法を実施して行ければ良いと感じました。
② 「音声障害の李陵手技のディサースリアへの適応について」では音声障害に対する訓練方法を中枢性疾患の構音障害の患者さんに対し実施を検討する講義でした。
指圧法という手技では、実際に自分の喉を圧迫することで声の変化を感じることが出来ました。中枢性の構音障害の方へは口部・軟口蓋へのアプローチをする事はありましたが、今後は視野を広げ患者様への訓練を実施していきたいと感じました。
初めての全国研修会は新たな発見が多く、今後の臨床へ生かしていきたいと思います。
ST田村