今回は患者さんの作品を紹介したいと思います。
全て折り紙だけで作られていて、とても綺麗に仕上がっています。
折り目も丁寧で、初めて見せて頂いた時は感動しました!!
中には普通の折り紙を1/9サイズに切ってパーツを作る作品もあるとのことです。
折り紙のことを調べると、ウィキペディアでは“紙を折って動植物や生活道具などの形を作る日本伝統の遊び”と明記されています。
折り紙を折る行為は、手順通りに指先を動かす・角を合わせるなど様々な面に注意を払う必要があるため集中力・発想力がつき、脳を活性化される効果があると言われています。
また、折り紙を通して「昔は〇〇を折ったことがある」などの昔話をすることで
「回想法」として認知症予防も期待できるそうです。
「折り紙セラピー(療法)」という言葉がある程、折り紙には様々な効果が期待出来るため、当院のリハビリでも取り入れる場面もあります。
当院の患者さんのすごい所は、個人で楽しむだけでなく、年齢・立場を問わずに折り紙を通じてコミュニケーションがとれるところです。
患者同士だけでなく、普段あまり関わらない職員も含めて折り方を教え合ったりしてコミュニケーション手段にも活用出来ています。
写真のような難しい折り方が出来なくても、昔折ったことのある“鶴”“手裏剣”“広告のごみ箱”など簡単なものでもセラピーの効果があるとされています。
当院の廊下やリハビリ室などにも患者さんの作品がたくさん飾られています。
面会に来た際には気にして見て頂けると素敵な作品が見つけられると思います。
気になった方、ぜひやってみてはいかがでしょうか?
記事担当PT高橋