群馬リハビリテーション病院リハビリテーション部です

回復期リハ病棟156床。伝統的なリハビリに加え、早朝リハビリも施行。さらにHAL、歩行アシスト、足首アシスト、IVES、REOGO-J、Walkaideなどを中心とするロボットリハも駆使して、患者さんが良くなるために奮闘中。

トイレ動作で活動量up

病気や怪我は突然起こります。それによりできていた動作ができなくなったりもします。群馬リハでは自宅復帰に向けて、できなくなった動作をできるようにするため毎日リハビリに励んでいただいております。またリハビリ病院では急性期病院に比べ、入院期間も長くなります。私も2週間ほど急性期病院に入院する機会がありました。そこで考えたことをまとめてみようと思います。

 

急性期病院は体調が悪くなって入院し手術や薬剤投与などの加療を行うところですが、医師からの安静指示が出ていない限り、検査・回診などの予定がなければベッドで寝ている必要はありません。


 廃用症候群(安静状態にすることで筋力低下等が起こり動けなくなり寝たきりになる状態)予防のため、医師や看護師からは「寝てばかりいないで、起きて動いてください。」と再三言われます(゜o゜;)。

 ですが、ベッド脇にテレビがあれば寝て見てしまうし、病棟を歩くにも5分程度で歩き終わってしまうのでは「ベッドに横になっていることが多くなってしまうのは当然かな。」と感じました。


 では、「どうすれば入院中に動くことが多くなるか?」と、無い知恵をしぼって考えたのが、水分補給を小まめにし、あえてトイレに行く回数を多くする方法でした。

「トイレに行って用を足すなんてたいしたことない」と思われるかもしれませんが、ベッドから起き上がる、立つ、トイレまで歩いていく、トイレでの下衣の上げ下ろし等の複合した動作であり、一回の活動量はそれほど多くなくても、回数を重ねると活動量はそれなりに上がり大変だったことを思い出しました。

 

群馬リハでは、最初にトイレ動作の自立を目標にあげることが多いように感じています。「車椅子使用でも排泄行為が自分でできればご家族の介護負担が減らせることもありますが、自宅復帰してからも患者さんの身体活動量向上にも繋がり廃用症候群予防にもなる」と新入職員のときに先輩から教育されています。


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元気な時は「トイレ動作はそれほど体を使う動作ではない」と思いますが、入院中は体力・筋力ともに大きく低下していますので、毎日行うことで活動量が向上し、寝たきりを予防する大切な動作でもあると再度考える機会となりました。

 

担当:PT杉田