群馬リハビリテーション病院(旧沢渡温泉病院)リハビリテーション部です

回復期リハ病棟156床。HAL、歩行アシスト、足首アシスト、IVES、REOGO-J、Walkaideなど、ロボットリハも稼働中。100名超のリハスタッフで365日途切れなく活動中。年200回を目標にブログ更新しています。

作業療法とは・・・続編

 5月に入って、新緑がきれいな時期となりました… と言いたいのですが、中旬くらいから毎日どんよりした曇りか雨となっています。ジメジメした時期となっていますが、この時期、意外に「熱中症」にかかりやすいようです。水分補給をして、体調を崩さないように気を付けましょう。

 今回は「作業療法とは?」の続編についてお話ししたいと思います。

 

 前回の記事はこちら

gunmarehab.hatenablog.com

 

作業療法」が関わる時期による考え方の違い

 

1 発症・受傷まもなく(急性期)

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 発症・受傷後まもなくから、症状にあわせてリハビリテーションを開始します。その中で作業療法は生活に必要となる動作(ご飯を食べる・トイレに行くなど)を行えるようにするため、基本的な動作(起きる・座る・立つなど)などを練習し、また発症・受傷による体力や能力の低下を予防するよう、関わっていきます。

 

 2 病気・ケガの状態が安定して(回復期)

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  発症後すぐから開始した急性期の作業療法を行い、症状が安定してきましたら、それぞれの具体的な生活を一緒にイメージし、そのイメージから目標を設定して作業療法を行います。生活していくうえで必要な動作・手段が獲得出来るよう、関わっていきます。

 

 3 社会生活に目を向けて(生活期・維持期)

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 生活に必要な動作ができるようになりましたら、今度は社会の中で「その人らしく」過ごす事が出来るよう、「仕事」「役割」「趣味・余暇」などの「社会参加」と言われる内容を中心に関わります。また、「社会参加」のみでなく、生活をしていく上で必要となる動作を行いやすくするために、「環境調整」(住環境・道具の工夫など)も検討し、生活しやすい環境作りを行います。

 

 今回は「作業療法」の関わる時期についてまとめてみましたが、「理学療法」「言語聴覚療法」とも、それぞれの分野で入院早期から社会生活参加まで、長い期間関わっていきます。病院・地域など関わる場所は違うかと思いますが、対象となる方が自分らしく生活出来るよう、一緒に歩んでいきたいと考えています。 

 「相手の立場に立つ」ということはなかなかできませんが、できる限り寄り添って関われているかを考えながら、作業療法に携わりたいと思います。

 

                                記事:OT 唐澤