群馬リハビリテーション病院リハビリテーション部です

回復期リハ病棟156床。伝統的なリハビリに加え、早朝リハビリも施行。さらにHAL、歩行アシスト、足首アシスト、IVES、REOGO-J、Walkaideなどを中心とするロボットリハも駆使して、患者さんが良くなるために奮闘中。

脳卒中ガイドライン2015[追補2017]

脳卒中ガイドラインが追補されました。

追補版では25項目が差し替えになったようです。


しかし、リハビリに関する項目は急性期リハビリテーションの項目のみが追補されていました。
以下はガイドラインの原文と、エビデンスを示しています。


 


推奨
1.不動・廃用症候群を予防し、早期の日常生活動作ADL)向上と社会復帰を図るために、十分なリスク管理のもとにできるだけ発症後早期から積極的なリハビリテーションを行うことが強く勧められる(グレードA)。その内容には、早期座位・立位、装具を用いた早期歩行訓練、摂食・嚥下訓練、セルフケア訓練などが含まれる。
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2.脳卒中ユニット、脳卒中リハビリテーションユニットなどの組織化された場で、リハビリテーションチームによる集中的なリハビリテーションを行い、早期の退院に向けた積極的な指導を行うことが強く勧められる(グレードA

3.急性期リハビリテーションにおいては、高血糖、低栄養、痙攣発作、中枢性高体温、深部静脈血栓症、血圧の変動、不整脈誤嚥、麻痺側の無菌性関節炎、褥瘡、消化管出血、尿路感染症などの合併症に注意することが勧められる(グレードB
 
エビデンス(一部)
 早期にリハビリテーションを開始することにより、体幹機能を良好に保ち、機能転帰が良好で、再発リスクの増加もみられず、日常生活動作ADL)の退院時到達レベルを犠牲にせずに入院期間が短縮された。発症から52時間以内の脳梗塞例にリハビリテーションを開始しても脳血流量への影響はなく、重症合併症が有意に少なかった。24時間以内に離床し訓練を開始した群において3ヶ月後の転帰不良例の割合が高い傾向と対象群(24~48時間で離床)での有意な機能改善を認めた報告がある。超早期(24時間以内)からの積極的介入(座位、立位などのアプローチを頻回に、かつ訓練量を多く実施)の効果を明らかにする大規模多施設研究の結果、3ヶ月後の予後良好(mRS)例の比率が通常のアプローチを実施した対象群で有意に高いという結果が報告された。

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 急性期病院でも早期離床、また少し歩いてみることができると、その後の回復が違います。