そこで、シャワー浴のみのスタイルで入浴をしている学生を集め、41℃の浴槽に肩まで浸かり10分間入浴する期間と、シャワー浴のみの期間、入浴後に保温シートと寝袋で30分間保温する期間を各2週間ずつ設けた。これを2群に分け、2週ずつのクロスオーバー研究を行った。
また、作業効率としてパデューペグボードの組み立て課題を比較したが、いずれもバスタブ浴後が高値を示した。
シャワー浴に比べ、バスタブ浴後の保温有無に関係なく、バスタブ浴が深部体温を上昇させ、風呂から上がったあと徐々に深部体温が低下することで、自然な眠気が誘発され、良質な睡眠が得られます。
一つだけ・・・
また、BBはバスタブ浴のことで、BBWはその後保温をした状態。
保温の有無は関係はなさそうだが、シャワーだけでは疲労感が残る。
つまり疲れが残りやすいということでしょう。
この論文では平均年齢20歳前後の大学生でクロスオーバー試験を行ったが、高齢者、まして患者さんであれば、疲労回復は大きな課題であろう。
当院では、介助浴で週3回、自立すれば毎日の入浴ができます。
リハビリでADLを改善し、入浴が自立して、一日の終わりに温泉に浸かれるようになれば、疲労回復や注意機能を高めることにも繋がります。
入浴は浴槽につかりましょう。