在宅復帰率
これは中医協(中央社会医療協議会)で議論されている在宅復帰率の表ですが、入院する時期や病棟によって在宅の扱いが違います。
回復期リハ病棟入院料1の医療機関では、この在宅復帰率が70%を超えることがノルマとして科されています。
当院も在宅復帰率は通常85%を超えますが、ここには居住系介護施設を含んでいます。
また、地域包括ケア病棟では、さらに在宅扱いの病院、施設などが増えます。
在宅復帰率が高いことを売りにしている医療機関をみることがありますが、こんなからくりもありますので、あまり参考にならないかもしれません。
中医協の議論の中では、自院の他病棟への転棟患者は分子に含まないという方向で検討をしているようですので、回復期や地域包括ケア病棟を選ぶ際には、来年4月以降、転院をしなくてはならないという方向性で検討が行われているようです。