歩行アシストさらに続きます。
次に一歩行周期の時間が介入前後で歩行自立度により差が生じたかについて検討しました。
歩行周期は下に示します。
いわゆるストライドというものです。
比較したグラフを示します。
この2群は歩行アシストによるリハビリを開始した際の歩行自立度で分けています。
見守り群は歩行アシストをはじめたときに歩行に見守りが必要であった方をまとめて検討しています。
また、以下に示すのは平均時間です。
一歩行周期の時間は自立、見守り両群共に短くなっていますが、
このうち統計学的に意味のある変化を示したのは”見守り群”です。
群馬県理学療法士学会2で示したように、見守り群では歩幅に変化がありませんでしたが、脚の運びがスムーズになったため、一歩行周期あたりの時間は短くなっています。
ここは検証できていませんが、脳卒中の場合、10日間の介入で歩行アシストは悪い脚の運びがスムーズになると考えられます。