暖かく過ごしやすい日が続いていますが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。
暖かい日が続くと外に出たくなりませんか。リハビリでも屋外歩行練習をしている患者様が多くなりました。今回、屋外歩行練習の中でも群リハ名物(?)の坂道歩行練習をご紹介したいと思います。
坂道と聞くと嫌だな・辛いなと思われる方もいらっしゃると思いますが、坂道は利点がたくさんあります。
①歩くこと(有酸素運動)は、肥満解消や生活習慣病を予防します。
②上り坂は、平地歩行よりも筋力を必要とする為、筋力トレーニングとなります。また同等の時間でも、平地歩行よりエネルギーを多く消費することができます。
③下り坂は、平地歩行ではあまり使わない、スピードをコントロールする筋力を強化することができます。
たくさんの利点がある坂道歩行ですが、欠点もあります。それは、上り坂では全身(心臓)の負荷が大きく、下り坂では膝や足首に負担がかかりやすいことです。そんな欠点を軽減する方法があります。
①ゆっくり歩く
ゆっくり歩くことで、全身への負担を軽減することができます。
②歩幅を狭くして歩く
坂道歩行は歩幅が広くなりやすく、上体が安定しません。歩幅を狭め、上体は真っ直ぐに保ちながら歩行することで上体が安定し、膝への負担も軽減できます。上り坂では、少し前傾姿勢をお勧めします。
皆さんも天気の良い日は、外に歩きに行きませんか。外の景色を見て深呼吸することで、ストレス解消にもなります。近くに坂道がある方は、ぜひ坂道も歩いてみて下さい。まずは、ゆるやかな短い坂道から始めてみてはいかがでしょうか。
準備運動と整理運動も忘れずにお願いします。