人工股関節置換術の患者さんに対して実施しているものがありました。
上のグラフが術後の2ステップテストの経過です。
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術後12週まで伸びが見られ、この時期までは回復期リハが必要でしょう。
歩行速度についても術後12週までは統計学的に有意な伸びがあります。
術後のリハビリを適切に行い、よい歩き方ができるようになることで、
人工股関節の摩耗を少なくできるでしょうし、
リハビリによって荷重を分散することにより、再置換の時期を遅延させることにつながるだろうと述べている文献もあります。
術後3ヶ月程度はリハビリが必要でしょう。
参考・引用文献
1) 小松 絵梨子他:人工股関節全置換術患者における2ステップテストの有用性 PT-OT-ST channel online journal
2) Horak Z Wlen Med Wochenschr 2011:Biomechanical factors influencing the beginning and development of osteoarthritis in the hip joint.