怪我や病気により病院に入院してリハビリをしていたけど
家に戻るとなかなか同じ様にはリハビリできないよ という方もいらっしゃるかも
しれません。
病院と同じようなリハビリを家でやろうとしても少しハードルが高く感じて
しまいますよね。
そこで今回は普段家で行っている動きの中にもリハビリと同じような
効果が得られるものを紹介できたらと思います!
運動の強度を表す単位に「METs(メッツ)」という言葉があります。
このMETsは安静にしているときを1とした時に
この何倍のエネルギーを消費するかで動きの強度を示すものです。
じっと座っているときが1METsということですが、
日常生活で行う動きがどれくらいの強度になるか紹介させていただきます。
・3METs:普通の歩き、電動自転車に乗る、大工仕事 など
・3.3METs:カーペット・フロア掃き、掃除機をかける など
・3.5METs:階段を下りる、風呂掃除、庭の草むしり など
・4.0METs:階段を上る、動物と遊ぶ など
・4.3METs:やや早歩き など
・5.0METs:かなり早歩き など
・6.0METs:スコップで雪かきをする など
・8.0METs:重い荷物を運ぶ など
・8.8METs:階段を上る(早く) など
このような動きがありました。
さすがに数字が高くなると大変そうなものもありますが
掃除系や階段昇降などは割と気軽にできるのではないでしょうか。
我々の病院では退院される患者さんには自宅でできるリハビリ資料を
お渡しすることもありますが、それを行うのが大変な場合は
今回書かせてもらった動きを家でやってみるのもいいかもしれません。
年末年始の大掃除もちょうどいいですね(年明け、かなり経過していて恐縮です)。
スポーツが好きという方はスポーツの運動強度も示されているので
是非参考にしてみてください!
厚生労働省-生活活動のメッツ表
https://e-kennet.mhlw.go.jp/wp/wp-content/themes/targis_mhlw/pdf/mets.pdf
記事担当:PT川原