群馬リハビリテーション病院(旧沢渡温泉病院)リハビリテーション部です

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【花粉と肌荒れ】

 この季節に肌のかゆみや赤みが気になったことはありますか?

 

 手洗い・消毒等の感染対策が日常的になった今日この頃,手洗いやマスクの擦れによる肌荒れに悩まされる人は多いと思いますが,それに加えて今の時期は花粉症により肌荒れが起こる可能性もあります。

 

 花粉が原因で皮膚のかゆみ,赤み,熱っぽさ等の症状が現れるのを「花粉皮膚炎」といい,目や鼻に症状が出ていないと,肌荒れの原因が花粉にあるとはなかなか気付きにくいようです。

 

 肌荒れが起きる原因としては皮膚のバリア機能の低下が挙げられます。

 

 バリア機能には「肌内部の水分の蒸発を防ぐ」「外的刺激から身体を守る」という2つの役割があり,バリア機能が低下した肌は外部の刺激に弱くなり,花粉が肌に侵入しやすくなる為,免疫システムが働いてアレルギー反応が起きた結果,肌荒れが起きてしまうと考えられているそうです。

 

 花粉が目や鼻だけでなく肌からも侵入するなんて,考えただけで恐ろしいですね。

 

 特にスギ花粉に悩まされる2月~4月は,空気が乾燥していて皮膚のバリア機能が低下しやすい時期でもあり,肌が花粉の影響を受けやすい状態にあるので注意が必要だそうです。

 

 今年は特に花粉の飛散量が多いと言われているので,花粉症の自分としては憂鬱ですが,外出時はなるべく花粉が付きにくい素材の服を選び,ハンドクリームで保湿する等の対策をとって,花粉に負けず頑張りたいと思います。

 

             

                             記事担当:OT鹿野