群馬リハビリテーション病院(旧沢渡温泉病院)リハビリテーション部です

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微小脳出血の原因と予防

 小脳出血の小さなものではなく、微小な脳内出血のことです。

 

 以前にもご紹介しましたが、この小さな出血がいくつか重なると、認知機能が低下していきます。

 

 数が多いと少しづつ麻痺が出たり、パーキンソニズムの様な症状が出てきます。

 

 いつもなら、運動で・・・という話をするところですが、これは運動では防げません。

 

 なぜなら原因が中性脂肪などではないからです。

 

 原因は、

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 こいつです。(ミュータンス菌)

 

 しかも一部血管に穴を開けるヤツがいるようです。

 

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 こんな感じで穴を開けていきます。

 

 これを防ぐには、どうすれば良いのでしょうか?

 

 もうおわかりだと思いますが、ミュータンス菌を繁殖させないよう、こまめに口腔ケアを行ってください。

 

 口の衛生状態と血管の健康に関係があるとは、最初に知ったときは驚きました。口腔衛生が長期的には認知機能に関わるとはビックリです。

 

 認知機能が低下したり、脳出血が起きないよう、悪いヤツは早めに退治してください。

 

 すでに脳出血を発症された方も、悪化しないよう、口腔衛生もお大事に。

 

                            記事担当:部長さかもと