群馬リハビリテーション病院(旧沢渡温泉病院)リハビリテーション部です

回復期リハ病棟156床。ロボットリハ稼働中。100名超のリハスタッフで365日リハビリ邁進中。一緒にリハビリがんばりましょう。

コロナ禍とアルコール依存

 こんにちは。みなさまはこの寒い季節いかがお過ごしでしょうか。

 

 今期の冬は中之条では雪の多さと、新型コロナの影響で休日は自宅に引き籠もる事が、例年より多くなっている様に感じます。

 

 最近ではお家時間やリモート勤務は増え、それに伴う自宅での過ごし方が変化してきているとニュースでも話題になっています。そんなニュースの中で、お家時間が増えた事でアルコール依存症になってしまう方が増えている事が話題になっていました。

 以前から仕事を定年し、自宅で過ごす時間が増えると、アルコール依存症になる方が増える事は知られていましたが、外出する機会や楽しみが減ってしまうと、ついついお酒が増えてしまうのも分かる気がします。

 

 依存症になった方にお酒を飲む理由を聞くと、一番多いのが「暇な時間にする事がない」や「時間が早く進むから」等があります。お酒をやめる際に辛い事も、「今まで酒を飲んでいた時間にする事がない」や「夜が長い」との話しが多く聞かれています。

 

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 アルコール依存症は、適度な運動や趣味を持つ事で予防でき、これは他の身体疾患や心の病気予防に効果があると言われています。増えたお家時間を過ごす上で、心や身体の為にも、新しい趣味や運動など今まで取り組んでいない活動に時間を使ってみてはいかがでしょうか。

 ちなみに、お酒好きの方に参考までの情報ですが、毎日お酒を楽しまれる方は、週に二日間(48時間)休肝日を作ると、肝臓の機能はほぼ回復出来るそうです。昔から言われていた週一日の休刊日では、完全な回復には不十分です(八割方は回復できます)。

 お酒も運動、趣味も適度に楽しむ事が大切ではないかと思います。

 

                  記事担当:OT 関 馨